アルケゴスショックを解説!日本も巻き込まれる可能性有り!?
ニュースでも話題になっているアルケゴスショックですが、日本でも証券会社が影響を受けております。リーマンショックの再来とも言われておりますが、このアルケゴスショックはレバレッジ取引が招いた大きな落とし穴ですね。
今回起きたことを簡単に説明すると、
- 投資会社のアルケゴスがレバレッジで中国株を購入。
- 中国株の下落と共に、追加保証金が発生。
- 追加保証金が払えずに、米大手証券会社が強制売り。
- 暴落
これが大まかな流れとなります。
今までも、この様な大口取引はありましたが、市場の株価に影響を与えない様にブロック取引が行われておりました。
ビットコインなども企業が何億も保有するために購入を進める場合には、このブロック取引が使われることが多いのですよ。
先行きは不透明ですが、今回の内容をおさらいです。
ブロック取引とはどんなもの?
ブロック取引とは、同一の銘柄を一度に売却や購入をする取引方法です。
取引は、個人や企業間などの当事者同士で行われて価格や取引量を決めて行います。
一般的には、大口投資家が市場の価格に影響を与えない様に、取引所での営業時間外で行われます。
これがブロック取引ですね。
今回、アルケゴスが大きく株価を落としたのは、このブロック取引で市場が開いている状態で取引所で行ったことが大きな要因になります。
結果、大きく価格を落とし、他の証券会社にも影響を及ぼしております。
アルケゴスが株価を落とした理由
アルケゴスが株価を落とした理由は、
- 中国株の下落
- レバレッジ取引
この2つが大きな理由です。
アルケゴスは、中国株を中心にレバレッジ取引を行っておりました。
レバレッジとは、保証金を預けて高額の取引を行うことですね。
レバレッジは5倍だそうです。
レバレッジ取引となるため、株自体を保有している訳ではありません。
例えば、Aという1,000円の株をレバレッジ取引5倍で取引を行う場合、株自体は証券会社が保有することになります。
A株×レバレッジ5倍 = 5,000円
となりますが、A株が10,000円に上がれば50,000円と同じ権利を得ることができます。
しかし、500円になった場合は、2,500円分の価値しかありません。
今回、株自体を保有していたのは
- モルガン・スタンレー
- ゴールドマン・サックス
となります。
中国株が下落した時に、この2社は追加保証金(追証)の依頼をしましたが入金されず、
このままではアルケゴスは破綻すると読んで、
持っていた中国株を売却する様に決めました。
ここで、本来は証券会社の様な大きな取引はブロック取引で時間外に行われますが、少しでもリスクヘッジを使用と一般市場で売りに出されたため、更に株価の下落を招いたことが、今回リーマンショック依頼の破綻とまで言われた経緯です。
日本でも、各証券会社が100億円や300億円などの被害金と騒がれております