影響力の武器!結果を出すセールス・ライティングには必要な知識です。
ついこの人の言う事を聞いてしまったり、この人は信用できると思って行動を共にしてしまう方は多く見えられます。このつい動いてしまう。行動してしまうと言う行為には原則があります。しかし、注意して下さい。詐欺師も良く使う手段で、人は影響力を武器に、心や行動をコントロールされてしまう弱い生き物です。これから説明する事を理解すると、詐欺師があなたの事を騙そうとしている手口や、世の中の仕組み自体を良く知る事が出来ます。
人を動かす心理トリガー
- 返報性
- コミットメントと一貫性
- 権威性
- 社会的証明
- 好意
- 希少性
この6つが、知らず知らずの間に人が行動をしてしまう「トリガー」となっております。
詐欺師も良く使う手口でもあります。しかし、これを知っていれば、あの手口かと事前にわかる事が出来ますので、是非覚えて置きましょう。
返報性
返報性は、スーパーでも良く行われております。
試食コーナーでもそうですね。是非一度試食して見て下さい。と何かを差し出され、美味しいですかと言われると、遂一袋購入してしまったと言う事は誰にでもあると思います。
これは何かしてもらったら、お返しに何かしてあげたくなってしまうと言う心理トリガーの一つです。
世の中にある無料サンプルも、すべてこちらに該当しますね。
化粧品でも無料と聞くと簡単にサンプルを受け取ったり、無料で使って効果があったかはわかりませんが、そのまま購入して使い続けてしまうと言う行為もこの返報性の心理トリガーが働いています。無料だからすべてが得をするとは限りませんので注意して下さいね。
更に、返報性の効果は、
・欲しくないものを貰っても作用してしまう。
・もらったものよりも多く返してします。
と言うこの様な効果もありますので、返報性をしかけられると怖い結果にもなります。
例えば、皆さんも経験があるかもしれませんが、
職場の方からバレンタインでチョコレートを貰った事はありませんか?
お返しする時に、全くメリットが無いのに「より高価なもの」を返してしまったり、食事に連れて言ってしまったりと、これも返報性の法則が働いております。
情報と言う行為も同じ事がありますね。無料メルマガに誘導して高価な情報を購入頂くと言う心理もトリガーが活用されておりますよ。
コミットメントと一貫性
コミットメントと一貫性のトリガーは、一度宣言したら撤回できなくなってしまうと言う心理です。人は誰でも、自分自身の事を合理的で一貫性を持っていると思いたい性質があります。
しかし、本当は「本能」「感情」に左右される弱い生き物なのですね。騙されてしまう、強がっている人ほど、自分の事を合理的だと思っております。
例えば、高価なものを購入して、実は必要だったのかな?と感じた時はありませんか?
ロレックスの時計は一時期は憧れるものですが、自動巻の時計は保管して置く事はデメリットの一つですね。気が付いた時には止まっていた何て事は良くある話です。しかし、これは成功者の証だからと自分に言い聞かせている人も多く見えられるのではないでしょうか。
そうすると、ロレックスの良い情報を集め出して、「自分で納得しよう」「合理的であると証明しよう」と行動し、更にロレックス信者になって行きます。
これがコミットメントと一貫性のトリガーで、高価なものほど、このトリガーは働いてしまいます。注意が必要ですが、簡単な事です。どんな事でも、途中で無駄だと思ったら、やめれば良いだけですね。
権威
権威とは、何か一つでも凄いところであったり、肩書きたルックス、更に最近ではフォロワー数も含まれてきますね。
権威とは、何か一つでも良い事を見せつけられると言いなりになってしまうと言う心理トリガーです。
例えば、CMや商品でタレントを使うと言う事も、この権威と言うトリガーが活用されております。人気タレントが愛用していると聞くだけで、良いものだと思われる方も少なくありません。自分も同じ様になりたい。同じ様になれると錯覚してしまいますね。
権威の怖いところは、捏造(ねつぞう)できてしまうと言うところです。確かに、タレントさんが一度でも使えば、愛用していると記載する事はできます。決して嘘ではありませんね。そうです。タレントさんの立場では、例え実際には違うものを使っていたとしても、併用しているとか、今はこちらを使っていると言う形で言い換えれば良い訳です。
SNSのプロフィールで、色々な肩書きで埋め尽くされている人も要注意かもしれないですね。
発信内容を良く見て判断する事が大切ですね。
社会的証明
社会的証明は、世間が認めたものは良いものだと思い込んでしまう心理トリガーです。
例えば、行列ができている飲食店では、見ているだけで美味しそうと感じてしまう事があるのではないでしょうか。これは、並んでまで食べに行くなら美味しいと決まっていると思い込んでしまうからですね。中には、外で並んで待ってもらう仕組みを作っている飲食店もあります。
どうせ食べるなら、人が沢山いるところで食べよう。と初めて行く地域では、空いているところよりも、ある程度お客様で賑わっているところを選んでしまうのも、この心理トリガーが働いております。
好意
好きな人から言われると、つい同意してしまう心理トリガーです。
こんな話を聞いた事がある方は見えられませんか?
セールスを行う時に、ご年配の家へ訪問した時には、商品の購入よりも孫の様に親しくなってkらの方が高価なものは販売しやすいと言う事です。これも、好意を持っていれば、この人は騙す様な人ではない。良い人と思い込んでいるから、つい行動してしまいますね。振り込み詐欺の心理トリガーもこれを利用したものですよ。自分が大切にしている。好意を持っている人が困っているから振り込みと言う行動に出てしまいます。
注意が必要ですね。
希少性
これは、「残りわずかです」「限定販売」など、希少性を持たせる事で購買意欲を高める心理トリガーですね。これは有名な話です。夏限定と聞くと、つい夏の間にしか経験できないとか、この期間だけだからと行ってしまったり、購入してしまうと言う事は良くある話です。
まとめ
人にはつい行動してしまう「心の心理トリガー」があります。これは影響力と呼ばれ、6つの影響力があります。
- 返報性
- コミットメントと一貫性
- 権威性
- 社会的証明
- 好意
- 希少性
この6つですね。人の心を支配したり、操る事なんてできないと思われている方も多いかも知れませんが、行動をする時には色々なところで心理トリガーが働いております。
特に高価なものを購入する時は、本当にその商品が良いのか、本当にほしい商品なのかの価値をしっかりと見極めて購入する事が大切です。
本件は「影響力の武器」を参考にしております。この本は、ビジネスを行なっている方、営業を行なっている方は必ず読んだ方が良い1冊です。