競争に打ち勝つ人事戦略
競争に打ち勝つ為には、人の力は不可欠となります。
本日は、ディズニーランドも実践する人材活用戦略をご紹介致します。人事戦略とは、仕事だけとは限りません。プライベートも含め充実したものとならなければ、継続する事が難しくなってしまいます。
成功の方程式から理解しましょう。
成功方程式=OS×Logic×Magic
成功方程式は仕事だけでは無く、人生としても考えましょう。仕事=人生でマネージメントする事が大切ですね。
例えば、家を購入したいと考えたとしましょう。
OS(夢):どの様な家にしようか。将来何人くらい済むのか。家族と同居?色々考えますね。
Logic(論理):具体的に知識や経験からどの様な家かを決め、予算まで決定しますね。
Magic(熱意):実際に実現する為に、日常の生活であったり実践する為の気持ちや行動。
これが、自分の人生で成功する為の方程式になるのではないでしょうか。
では、仕事ではどうでしょうか
現場=OS×Logic×Magic
仕事で一番大切な事は、実際に働く現場が最も重要となります。
現場レベルまで落とし込みが出来ていなければ、達成する事は難しくなりますね。いくら経営者が理念を唱えても、現場スタッフがやっていなければ、全く意味が無いと言う事ですよ。
OS ビジョン(WHY)→夢・目標・志・ありたい姿
Logic 競争戦略(WHAT)→生み出し提供する価値
オペレーション(HOW)→ビジョンや戦略を実行するための日常生活、実践行動
現場までしっかり浸透する事が重要です。
氷山モデル
氷山は、海の上に出ている部分と水中に沈んで見えない部分がありますが、見えている部分と言うのは一部だけですね。大半は見えない部分として水中に隠れて沈んでおります。組織も、見えている部分と言うのは一部分だけです。失敗やミスも浮き彫りとなっているのは一部分で、残りの見えない部分が改善されない限り改善は難しいですね。その見えない部分を考える様しましょう。
【例】「会議で発言が出ない」と言う問題レベル(氷山の見えている部分ですね)
【隠された真因レベル】(氷山の見えていない部分)
- 会議の役割分担が上手く行っていない。
- リーダーの仕切りが強く、みんなが委縮
- 発言すると批判される雰囲気がある。
- 会議に貢献する意識がメンバーに希薄。
- 信頼関係が無い
会議自体は、ポジティブな発言が7割以上ある会社が正常な会社、会議の在り方ですよ。
良く氷山モデルと同様にピラミッドを用いて説明されますが、どちらもロジックとしては同じですが、問題定義の場合は氷山モデル。
新しい事から何か生み出そうとする時にはピラミッドモデルを用いると
イメージも伝わり易くなりますよ。
参考:接客の質を上げる方法
Magicの実践
Magicは、実際に人が行う事ですね。精神状態が健全な状態でなければ正しい思考回路での行動に繋がらなくなってしまいます。Well-beingと言う言葉をご存知でしょうか。Well-beingとは、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念です。これが満たされていなければ、先の様に会議でも正常な会議は進められなくなってしまいます。管理職の方は、現場のモニターが重要です。観察と声掛けを行ってあげて下さい。
Q2:志事は順調ですか? あなたの人生目標は、前に向かっていますか?
Q3:私事は順調ですか? あなたの家族は幸せですか?
このWell-beingの高め方は
- 得意な事や強みに注目する事
- 目的や意義を持たせる事
- 職場環境やプライベートでも心理的な安全性を高める事 「批判されない」「励まし合う」
- 褒め称えあう事
この4つが大切ですね。会議はチームのポジティブな文化を育む場です。
まとめ
成功方程式は仕事でも私生活でも変わりはありません。ディズニーランドが凄い所は、全員が同じ価値観を持っていると言う事ですね。それは、ディズニーランドで働く方は、働くまでディズニーで遊んだ事がないと言う方は見えられないと思います。自分がテーマパークで感動し、そして同じものを提供したいと言う気持ちや仲間に成りたいと言う意思から働いていると思います。一般企業でも、本来はビジネスとして考える前に、幼少期から感動した経験はあったのでは無いかと思います。その価値を現在の世の中と照らし合わせて提供するだけでも変化が訪れて来ますよ。