リーマンショックの再来!?恒大集団(こうだいしゅうだん)が破綻!これからどうなる?
世界的な株価の下落が続いておりますが中国の広大集団が米国破産申請を行いました。
- 恒大集団(こうだいしゅうだん)の負債33兆円
この恒大集団(こうだいしゅうだん)のデフォルトがなぜ起きそうなのかを知っておくと、今後のことも予想しやすくなるのではと思いますよ。
中国マーケット自体は、日本へも大きな影響を及ぼします。
さらに、ヨーロッパが影響を受ければ、他国への影響も大きくなりますね。
この無限の連鎖を懸念して中国版リーマンショック、リーマンショックの再来などと言われております。
この問題は、昨年から始まっていたことを知りましょう。
恒大集団(こうだいしゅうだん)がなぜデフォルトへ進んだ理由!
恒大集団(こうだいしゅうだん)自体は、中国を代表する不動産業界を牽引する企業です。
これだけの企業が一気に経営破綻へ向かうシナリオは
- 2020年の夏、3つのレッドラインと呼ばれる国家の施策
- 高レバレッジでの企業体制
この2つが要因と言われております。
国家の施策というのは、中国自体は、不動産バブルによる価格高騰を抑えようと3つのレッドラインを敷きました。
簡単に説明すると、不動産企業が借り入れを出来る金額を明確にすることで、資金を集めて(お金を借りて)沢山販売することによる高騰を抑えるために3つの条件を付けたことが始まりです。
3つの条件とは、
- 負債は資産の70%以下に抑えること。
- 純資産(負債から換金可能な資産の差額)は資本以内に抑えること。
- 短期の負債金額は手許資金(てもとしきん:現金や預金など)以内にすること
この3つがレッドラインとなっています。
恒大集団(こうだいしゅうだん)は、3つとも超えているため、レッド企業となり負債を全く増やすことができない。要するに借り入れが一切できない状況になってしまったことが今回の始まりです。
今までは、土地や資産を売却したりしておりましたが、売却のスピードも追いつかないため、23日の債務が返済できるかどうかが1番大きな問題にもなっています。
これが、リーマンショックの再来とも言われている理由ですね。
恒大集団がデフォルトするとどうなる?
恒大集団は、中国を代表する不動産企業です。
ヨーロッパなどの銀行も貸付を行っているのではないでしょうか。
そうなると、ヨーロッパの銀行た企業にも大きな影響を及ぼします。
さらには、アメリカなどの他国へも影響することが懸念されております。
現在の世界の経済状況を見ても、国を代表する経営破綻は雇用にも大きく影響しますね。
さらに先の影響は予想もつかないというのが本音です。
利払日と金額
当面は利払日がポイントになります。
ここで支払いができなければ、非常に厳しいこととなります。
スケジュールは
利払日 | 日本円換算 |
9月23日 | 約147億円 |
9月29日 | 約52億円 |
10月12日 | 約163億円 |
10月19日 | 約20億円 |
10月30日 | 約16億円 |
11月8日 | 約90億円 |
12月28日 | 約280億円 |
非常に大きな社債や借入金の返済金額ですね。
まとめ
世界的な株価の下落が続いておりますが、まだ始まったばかりのような気もします。
特に注目されているのが、
リーマンショックの再来とも言われている中国の不動産企業である恒大集団(こうだいしゅうだん)のデフォルト問題が大きく取り上げられておりますね。
この恒大集団(こうだいしゅうだん)のデフォルト問題は、昨年夏から始まっていたのですよ。
大きな流れとしては
- 中国が不動産の高騰を懸念して施策を実施。
- その施策の結果、今まで高レバレッジで運営を行っていた企業が借り入れできなくなった。
- 9月23日の利払日に支払いが出来るかがポイント。
支払いができなければ、一気にデフォルトへ向かう結果にもなるのではないでしょうか。
施策自体は、
- 負債は資産の70%以下に抑えること。
- 純資産(負債から換金可能な資産の差額)は資本以内に抑えること。
- 短期の負債金額は手許資金(てもとしきん:現金や預金など)以内にすること
この結果、借り入れができなくなったことによって、工事自体も止まっています。
何とか、世界が救ってくれることも祈りたいですね。