文章力と伝える力の違い
相手に思いを伝えると言う事は、思っている以上に難しい事ですね。
自分では伝えたつもりになっていても、伝わっていないと言う事は多々あります。
会社で良いプレゼンテーションが出来るからと言って、必ずしも文章力が高いと言う訳ではありません。人に物事を伝える時には、ポイントがあります。権威性などと良く言われますが、初めから権威性がある方は見えられません。伝える相手に取って、自分がどの立場にいるのかと言う事が、最も大切な答えの一つですね。
2.相手と立場がイーブンの場合
3.相手よりも立場が劣る場合
このポイントは抑えておいて下さい。
相手から尊敬されている場合
学校の先生は、子供達から尊敬されているのではないでしょうか。
両親とか、親も同じ存在ですね。
学校の先生は尊敬される存在だと思います。中には、そうでない先生も見えられるかもしれませんが、総じて学校の先生は、物事を教えると言う立場にある為、誰もが自然と学ぶ姿勢に入って行きます。この学ぶ姿勢と言うのが非常に大切で、この姿勢によりどの様な効果が起こるのかと言うと、学校の先生が言う事は正しいと認識する為、伝えると言う事では素直に受け止めてくれますね。会社の上司や、新人指導の教育係にも同じ効果があります。自分の知らない事やこれから学びたいと思っている事を教えてくれる為、自然と相手の方から近づいて来ます。この人から学ぼう、尊敬と言う気持ちがあれば、誰でも伝えると言う力は上昇します。
ここでは少し考えてほしい事は、教えている立場の方です。相手の方から尊敬の念も含めて近づいて来てくれます。しかし、これは学校の先生であれば「先生と言う立場」、職場の上司であれば「上司」と言う立場、所謂「権威性」があるから理解してくれるだけで、決して発している言葉に伝える力があるとは言い切れないと言う事です。
相手と立場がイーブンの場合
相手に伝わる文章と言動では大きな違いがあります。
例:プレゼンテーションで考えましょう!
プレゼンテーションが上手いと、相手へ物事を伝える事に長けていると感じるかもしれませんが、これは少し誤解があります。プレゼンテーションを行う相手へは、尊敬や学ぶと言う概念はあまりありません。その分では、立場としてはイーブンですね。ここでの伝えると言う力は、確かに文章力は必要となりますが、相手の動き、行動、時には表情を見ながらプレゼンを行う為、洞察力が必要になって来ます。これは文章力以上に必要な事ですね。相手の表情を読み解きながら説明を加えると言うのが最も有効な手段となります。
例えば、プレゼンテーション中に、相手の方が不満そうな表情をしたり、良くわからないよ言う様な表情をした場合、その表情を読み取り更に詳しく説明する事で、相手へも納得してもらう事ができます。また、時には詰まらない表情をする時もあります。その時には割愛する事も必要ですね。これは、相手の気持ち読み取り即座に行動できると言う点では大きな違いですね。文章は後から付け加えれば良いだけで、必死な気持ちが相手に伝わるだけでも、別の部分で評価されていますと言う事もあります。
会社に勤務し、良いプレゼンが出来るからと言って、必ずしも文章力が高いと言う訳ではないと言う事です。では、本当に文章力が高い方はどう言う方でしょうか?
相手よりも立場が劣る場合
相手のよりも立場が劣ると聞くと、少し劣等感に感じる所があるかもしれませんが、人は他人に対して自分が有利になる様にしようと自己防衛を考えます、相手へマウントを取ろうとも考えます。初対面の方に対しては、だれもが取ろうとする行動ではないでしょうか。その初めての方へもしっかりと気持ちや思いを伝える事は一番難しいですね。
職業では一番難しいのはライターです。
本を執筆している方も、学びたいと相手の方から選ばれて読まれるのであれば権威性は十分に効果として発揮するかもしれませんが、誰もが最初から権威性を持っている訳ではありません。
自分は記事として書いても、数文字で読んでもらえなくなると言うのは日常茶飯事です。それでも色々な言葉を使いながら、記事を修正して執筆をします。
恋愛でも同じですね。
相手の方へ「好き」と言う気持ちを、色々な言葉や言動を使って伝えようとしていませんか?
何度も何度も挑戦する事も大切ですね。
まとめ
相手へ思いを伝えたり、気持ちを伝えると言う事は非常に難しい事です。相手の方から尊敬される。学ぶ姿勢に入って頂くと言うシチュエーションが作れれば、伝達力は確実に上がります。これを権威性とも呼びますね。権威性を得る為には実績も必要ですね。一番は何度も何度も思いを伝える事ではないでしょうか。気持ちを伝える努力を大切にして下さい。