高額療養費制度の申請方法を解説!【2022年完全版】
急な入院や病院通いのため、月々の医療費が高額となって生活が苦しい。
時には、次の医療費が払えないという悩みは誰にでも訪れる可能性があります。
この様な時には、高額療養費制度を利用しましょう。
高額療養費制度とは、文字とおり高額医療費を支払った方や入院をされた人に対して月間での自己負担額が決まっているために、それ以上支払った場合は払い戻し、または事前に申請することで負担額以上の支払いを免除してもらう制度です。
高額医療費制度は誰でも使えるの?
これは非常に大切なことですが、
- 国民健康保険
- 社会保険
など、健康保険証を持っていれば、専業主婦や学生など、どなたでも利用できます。
高額療養費制度には、
- 事前に限度額適用認定証の発行を申請することで限度額以上を免除。
- 限度額以上支払った分を、後から払い戻してもらう高額療養費支給申請
の2種類があります。
負担としては、事前に限度額適用認定証の発行を受けて、窓口での支払を避ける方が手間も負担も少ないのですが、手続きに1週間はかかるため、数日の入院などの場合には退院して支払いが発生してしまうという事も少なくありません。
この様な場合には、高額療養費支給申請書を提出して払い戻しを受けましょう。
高額療養費支給はどれくらいの医療費から受けれるの?
詳しくは、全国健康保険協会の公式サイトに掲載されておりますが、
簡単に説明すると、一般的な所で
年齢が70歳未満の場合
- (標準報酬月額28万〜50万円の方)は、80,100円+α
- (標準報酬月額26万円以下の方)は、57,600円
- (被保険者が市区町村民税の非課税者等)は、35,400円
となります。
一般的に給料を貰って生活をしている人は、1番か2番に該当しますね。
更に高額の報酬金額を得ている人は負担額も増えます。
それでも、月の負担額が意外と払えない金額ではないなと胸を撫で下ろした人も多く見えられると思います。
注意する点としては
- 申請を行わないと払い戻しを受けることが出来ない。
- 期限は2年以内
この2つは注意しましょう。
うっかり申請を忘れてしまうと受け取ることが出来なくなってしまいます。
申請方法
申請方法は、
- 郵便で申請。
- 直接窓口に持っていく。
この2つの方法で申請することができます。
書式は、全国健康保険協会からダウンロードをすることが出来ますよ。
ダウンロードも2種類の方法があります。
- 書面を印刷して手書き。
- 必要事項を入力して、印刷。
一般的にパソコンを使える方であれば、そのまま必要事項を入力して印刷しましょう。
入力及び記入の仕方
入力及び記入の仕方は意外と簡単です。
用意するものは、
- 健康保険証
- 病院の請求書(若しくはコピー)
を用意して下さい。
記入の仕方は、
【1ページ目】
- 健康保険高額療養費支給申請書のHPから実施(こちらからサイトへ移動出来ます)
- 申請書様式 入力用をクリック
- 被保険者情報を記載。(赤枠)
※被保険者情報とは、保険料を支払っている方です。
※家族だと、旦那さんが多いのではないでしょうか。 - 保険証番号は、左から記載。
- 被保険者氏名は手書きになります。(青枠)
- 振込口座を記載。(赤枠)
- 代理で申請する場合は、緑の枠内を記載。
【2ページ目】
- 被保険者を記載(オレンジ枠内)
- 病院にかかったのが被保険者は家族かを記載(オレンジ枠内)
- 氏名、生年月日を記載(オレンジ枠内)
- 病院名と所在地(住所)を記載(オレンジ枠内)
- ケガや病気の別、いつからかを記載(オレンジ枠内)
- 支払った総額を記載。(赤枠内)
※ここでは、わからないかたは、請求書を合計して赤枠内に記載。 - 公的制度から医療費のを助成を受けているかを記載。(赤枠内)
※指定難病患者への医療費助成など - 限度額適用認定証を使用しているかを記載。(赤枠内)
※ほとんどが、この申請をする場合、無しになると思います。
用紙の記入が済んだら、請求書と共に郵送もしくは、窓口まで持参することになりますよ。
郵送する場合には、こちらから各都道府県の支部などへ送りましょう。
交付までに3ヶ月位かかることもあるため、できれば事前に限度額認定証の交付を受けて、予め窓口で払わなくても済む様にしたいですね。