解釈と事実の違い!会話が噛み合わない時はこれが問題かもです!
解釈と事実と言う言葉をしっかりと理解している人は、実は少ないんです。
一見同じ様な感じがしますが、全くの別物ですね。
大きな違いは、
- 事実は実際に起きている。また起きた事です。
- 解釈とは、自分で感じた事や自分で判断した事です。
例えば、上司から
予算の承認はどうなった?
との問いに対して
-
- 承認頂きました。
- 話をしました。大丈夫だと思います。
この2つには大きな違いがあります。
1番の「承認頂きました。」と言うのは、
実際に承認を得ている訳なので「事実」ですね。
では
2番の「話をしました。大丈夫だと思います。」と言うのは憶測も入っており、実際に承認を得た訳ではありません。
この場合は「解釈」です。
この様な事は実際の業務でも良くあることだと思います。
相談した時に、「多分〇〇だと思うよ。」と回答を頂いても何の解決にはなりません。解釈は事実と異なるため、事実をしっかりと知る事が出来なければ、対応策にも繋がりませんね。
事実を知り、事実を伝える事から始めましょう!
事実を知り伝える事
まず第一段階としては、事実を知ることから始めましょう。
確実に相手に伝え、返事を貰う事が第一段階です。
この返事とは、良い返事ばかりではありません。
例えば、商品を売り込みに行ったとします。
担当者は話を聞いてくれて、最後に予算が合えば購入したいと話をしてくれました。
ここで、具体的に予算をいくらとまで掲示して貰えたのであれば、例え承認を頂けなくても、
承認を頂けなかった理由が解っているため、次の策には直ぐに繋がります。
全く解らない状況だと、次にどの様な形で進めたら良いのか迷ってしまいます。
ビジネスの世界において大切な事は事実を知ることから始めましょう。
解釈は必要ありません。
しっかりと事実を知らないと、時には断りにくいために「予算がない」と言っている場合もあります。
良いものは良い、悪いものは悪いと言う事も含めて、次に繋がる様な話をできる様にしっかりと聞く、また本音で伝えてもらえる関係を作って行きましょう。
解釈ばかりで話を進めると、大きなミスにも繋がります。
第2段階としては、しっかりと知り得た事実を第三者へ伝える事ですね。
これが出来れば話は早く進んで行きます。
会話が噛み合わない時は、事実ではなく解釈中心の話題となっておりますよ。
解釈中心の会話
解釈中心の会話で決裁について話をすると
あの資料は決裁を頂けたの?
はい、資料は良く読んで頂き、質問事項にも回答をしてさせて頂きましたので熟知頂けたと思います。
資料を理解頂けたのはいいけど、決裁はどうなの?
資料を理解した後も、反応は好評でした。大丈夫だと思います。
これは、よくある職場の光景です。
実施には決裁は取れていないため、決裁が取れたのかと言う質問の回答には全く至っておりませんね。会話自体も成立していません。
家庭でも、この様な会話というのは多いのですよ。
相手の事を考えて回答をしましょう。
まとめ
事実と解釈の違いをしっかりと理解して、事実を知り伝える事を大切にしましょう。
- 事実:実際に起きている事。もらった返事
- 解釈:自分の考えや感じた印象
この違いを理解しましょう。
良くない返事であっても、決して隠したりせずに事実を伝える事で次の施策は必ず行う事が出来ます。解釈だといつまでたっても進みませんよ。