努力の質が大切な理由。
継続は力なりと言います。この言葉は、過去の実績から小さな事でも継続した結果から、成功体験を経験した方が良く発する言葉です。この言葉は、簡単に口にしてしまいがちですが、時として非常に難しいものです。
この言葉自体は、言葉のイメージだけで、只「継続」することを目的にしてしまう人も中にはいます。「継続するだけで結果が出る！」「継続し続けているのだから、焦らなくても後から結果は付いてくる！諦めずに頑張ろう！」と考える人ですね。この様な方々は、少なくありません。こうした人はかなりの確率で意味を誤解しております。
継続する事は大切ですが、評価されるのは「継続」ではありません。評価は「結果」で評価されます。これは、変えようの無い事実です。特に若い世代においては、努力する。継続すると今までの蓄積が無い為、短期間で変化が表れ評価はされ易いものです。年齢や経験を重ねる毎に、出来る範囲や求められるレベルまで上がってくる為、徐々に成功する事や評価される事は難しくなって行きます。
では、継続する事と同時に何が必要かを考えて見ましょう。結論から言うと、ポイントとなるのは
・サボらない事
この２つがポイントとなります。この２つは非常に良く似ております。圧倒的な努力を身につけて下さい。
努力の質
この努力の質と言うのが大きなポイントを占めております。最初は少しの努力と継続で結果は出ます。しかし、時期を重ねる事に努力の質がポイントとなって来ます。努力の質と言うのは、分析含め、確固たる根拠があるのかどうかと言う事も含めた質ですね。スポーツの正解でも、根拠があってトレーニングを行うのと、何となくトレーニングを行うのとでは結果は違うと思います。理念や分析と良く考えた中で努力する事は非常に大切な事です。この努力を継続してこそ、本来の結果の出る「継続は力なり」に近づいて行きます。継続する事が出来る様になったら努力する目的を明確にすると「質」は上がりやすくなります。質と言うのは付加価値の一部ですね。
例えば、
朝早く起きる事を継続しようと考えます。
ただ、朝早く起きる事を継続するのか、朝早く起きるのを健康の為と運動もする様になるのかで大きな差が出て来ますね。朝早く起きる事を継続するだけでも最初は評価されるかもしれませんが、そこに健康の為と付加価値をつける事で更に効果を増して来ます。ここは重要ですね。継続と合わせて、少しづつ付加価値をつけて行きましょう。
サボらない事
休まない事と同じ様にサボらない事と言うのは大切です。１日休むと、感覚を取り戻す為に３日は掛かってしまいます。これは、一度休んだ事で気持ちの持続が断ち切られるからですね。マラソンでも一度歩いてしまったら、数十メートルは歩いてしまう事と変わりありません。また、その遅れを取り戻す為に、どこかで一定以上の負荷を掛けなければ良い成績は残せないものです。これは人生でも変わりはありませんよ。苦しい時は、誰にでもあります。その苦しさを乗り越えない限り、壁を超える事も難しいものですね。ここまでやるのかと言う圧倒的な努力と質が身に付いて自信にも繋がって行きます。
まとめ
継続する事と休まない事に美学を感じたりフォーカスされると言う事は非常に良くあります。これは、誰しも３日坊主で終わったり、挫折の経験を多く持っている為、幼少期から継続する事の難しさや継続する事に意味があると教え込まれている事にも起因しますね。しかし、実際に一番大切な事は「努力の質」です。これに気づくのは結果が出なかった時や、心が折れてしまった後の事ですね。始めから「質」が大切と解っている事で、付加価値を探す事や継続させるコツまで理解出来る様になる為、意識しておくと効果的ですよ。
