雇用改革とは
働き方改革は良く耳にしますが、関連付けて雇用改革について皆さんは考えた事はありますか?
これは先日、クライアント様から相談を受けた事です。自動化に伴い、設備投資やエンジニアの育成について、非常に厳しいと相談を受けました。厳しいと言う内容は、費用的なものでは無く、どちらかと言えば、人材面にて対応できない方が数名見えられるとのお言葉で、雇用を継続出来なくなるのではないかとのお言葉でした。クライアント様は、非常に人材を大切にされている企業様で、私自身も勉強させられる機会も多い会社です。相当、悩まれてはおりましたが、私としては、クライアント様へは、時代に付いて行く形にてシステムエンジニアの育成、と自動化も含めた時代へのマッチアップは提案させて頂きました。結果としては、共に良い方向へは進んでおります。今回の事案は、今後必ず発生して来ます。WIN-WINの関係を築く上でも、双方が歩み寄って頂きたいものです。
システムの自動化
今回の事案もでもそうですが、システムが自動化されるにつれて、今まで活躍していた方が活躍の場を失うと言う事案は多く発生して来ます。私が今回実施させて頂いた事は、自動化に伴い、その部署を従来の担当者に任せる事は勿論ですが、エンジニアとしての育成も同時進行にて実施させて頂きました。これは、当然ではありますが、今までベテランスタッフが感覚的に行ってきた事も組み込む。更に、理想として描いてきた事も組み込めれる様にした事で、明らかに意識が変わりました。また、本質としては、情として出るものは理解しますが、システムは機械、プログラムです。疲れもしりませんし、感情も沸きません。一番厳しい要求をして下さいとスタッフへは伝えた結果、明らかに、人材面での意識も変わってきました。何事もそうですが、積み重ねる事が大切です。はじめは解らない事ばかりですが、誰かが一緒に付き、教えながら行えば、必ず理解も出来る様になります。ここで得た教訓が、社内に広まり始め多くの声も出ております。自動化は、非常に便利で、年配者でも順応すべき事だと。こうなれば、更に社内改革は進んで行きますよ。
雇用を考える
働き方改革と聞けば、企業側の負担やシステム変更が大きいと感じるかもしれませんが、経営者側からすれば、システムだけ導入したのであれば、後は誰でも出来るアルバイトさんでも雇うだけでも会社は円滑に運営できる様になってきます。今後は、この働き方が加速する事で、必然的に雇用に対しても影響を及ぼして参ります。雇用する側も、様々な形態に対応出来なければ、会社を運営する事も難しくなって来ます。言葉の真意に捕らわれず、今の内から積極的に取り組んで見ましょう。
まとめ
はっきり申しますと、仕組さえ作って自動化を行えば、雇用形態を変え、どの様な形でも今後は対応できる様になります。今の日本で一番難しいのはリストラです。雇用を守る為に、企業側に取って厳しい法律や概念が存在しておりますが、終身雇用が崩壊した昨今、必ず、リストラの緩和は起きます。今の内から体制を整え、時代に対応できる組織作りを行って行きましょう。