心理学で失敗する人の特徴
心理学と聞くと、心理学者や時には教祖の様なカリスマ的存在で、すべてを見透かされてしまうのでは?と思われている方も見えられるかもしれません。しかし、全くの間違いです。
心理学とは、人間の心や行動での反応の仕方を科学的な手法で研究する学問です。
簡単に例えると、しっかり挨拶をするだけで、「この方は礼儀正しい方だね」とイメージを持って頂くのと変わりはありません。この心理学を知ると、自分のイメージが上昇する様に持たれているかもしれませんが、どちらかと言えば、マイナスのイメージを払拭する事と言うのが賢明ではないでしょうか。心理学を知りながらも失敗する人には特徴があります。

1.心理学で他人を動かそうとする。
2.心理学で権威性を高めようとする。
3.知っているだけで優れていると思っている。
この3つに該当する方は、自分自身を見つめ直しましょう。また、仲間に居たら気づかせてあげて下さい。
1.心理学で他人を動かそうとする。
心理学を学んだり知ったりする事で一番大切な事は、自分の行動を変える事ができるかどうかです。特に、アドラー心理学もそうですが、知る事で自分自身が行動する事が出来れば、必ず成長して行くと私自身も感じております。しかし、アドラーの考えを教え、他人に行動させようとした所で、自分自身の行動が伴っていなければ、聞いた相手も説得力もありません。遊んでばかりいる人に勉強しろよ!と言われても、心は響きませんね。これと同じ事です。心理学と言うのは、自分が理念に基づいて行動する事です。行動した際に、一般の方は心理学に基づき、イメージを持ってくれたりスキルが上がったりするよと言う事ですね。心理学に基づいて行動するのは誰なのかと言う事を理解しましょう。
2.心理学で権威性を高めようとする。
これも良くある事です。「〇〇心理学では・・・」と説明する方は少なくありません。もともと言葉に重みがあり行動が伴っている方が発するのであれば、恐らく自ら実施しているのだろうと誰もが感じると思います。しかし、行動が伴っていない人程、この「○○心理学」と言う言葉や、「〇〇の法則」と言う言葉を使います。実際に行動している方は、自分の行動を先に説明しますね。自分の言葉に説得直が無い為、言葉に重みを持たせる事、権威性を持たせる為に心理学を活用して来ます。子供が「学校の先生が言ってた」と言うのと同じですね。見透かされると、何も言う事を聞いてくれなくなってしまいますよ。
3.知っているだけで優れていると思っている。
心理学は、人の心や行動で、相手の方の反応の仕方を学んだり研究する学問です。つまり、自分自身が行動しなければ、全く影響力はありません。知っているだけで効果出るのであれば、苦労はしないですよね。ただ、勉強して知らない事には行動の面でも前へ進む事はで出来ませんので、勉強は継続して行きましょう。
まとめ
すべてに共通する事です。知識として習得する事は大切ですが、それが行動として落とし込まれていなければ、すべての効果を失ってしまいます。他人がどの様に思うかは、自分ではコントロールし難いものです。好きな人が出来ました。相手の方から、私は何とも思っていないと言われても、ショックは受けるかもしれませんが、その気持ちを今すぐに変えてと言われても、どうする事も出来ませんよね。相手の気持ちや行動は、自分の赴くままに変える事は出来ないのです。ただ、自分が努力して相手の気持ちに変化を与える事は十分可能です。成功への道は、自分への行動です。