人を育てる方法
人を育てる方法は非常に難しいと思います。
当然ですね。人を育てると言う事は、自分が行う事ではありません。自分が成長するだけでもありません。相手が有ってのものです。他人、会社では上司や部下、学校では生徒や先生、共に成長して行く事が重要とですね。では、人を育てるには何が大切なのかを考えて見ましょう。
環境の大切さ
一言で申しますと、私自身は環境が人を育てると強く感じております。中でも一番大切な事は、正直者が馬鹿を見ない事ですね。どんな場合でも、頑張っている人が評価されるべきです。上手く立ち回ったり、取り繕いが上手い方が一時期は評価されるかもしれませんが、結果としては一生懸命行っている人が最終的には勝者となります。この勝者とは、会社での出世や給料とは少し違います。心の満たされ方や周りへの影響度ですね。その場だけ取り繕っていても、最終的に体制が変わった時に、直ぐにボロが出てしまします。すべての信用を失ってからでは遅いですね。
難しい事にチャレンジする事
自分自身を過大評価しても構いません。失敗を恐れるよりは積極的に難しい事にチャレンジしましょう。難しい事にチャレンジすると必ず成長します。環境が厳しければ厳しい程、人は成長するものです。進化論と同じですね。変化に対応できる能力を身に付ける事が出来るからですよ。
例えば、一番難しい高校を受験して合格したとします。私自身も、高校時代には一つランクを落として主席で卒業した方のが大学進学は有利だったかなと思った事もありますが、もしこの様な考えで受験を変えていたら、今の人生は無かったと思います。要するに、要領良く人生を渡ろうと考える思考だったとおもいますね。結果的には、高校時代は必死に付いて行くのが精一杯でしたが、社会に出てからはこの経験が大きく、少々の事では動じなくなりました。必死にやれば、何とかなると自分自身でも感じていたのでしょう。
これは、大きな違いだと今でこそ感じますね。
一番できない社員が上司の鏡
私自身は、各社を訪れた際に「一番できない社員」をいつも探します。
これは、一番出来ない社員がその会社、上司の「鏡」です。仕事が出来る人と言うのはマインドが出来上がっております。特に若くして実績を残している人は、幼少期からのマインドです。何も言わなくても自分から仕事と存在箇所も見つけ、活躍の場を見出して来ますが、一番出来ない人は上司のサボっている箇所を見つけ真似をしてきます。結果、一番できない社員が上司のサボっている所を教えてくれます。全ては、そのサボっている箇所を修正し、誰でも出来る仕組さえ作ってしまえば、結果は必ず伴います。
まとめ
環境が人を育てます。人が育っていないと感じた時には、環境を見直す事が一番です。では、見直すべき環境と言うのは、その会社、グループ、部署含めて一番出来ない社員を見つけ修正する事です。これが出来れば、どの様な会社は家庭でも使えますよ。ただ、否定する言い方であったり言動は好ましくありませんね。