ゼロから何を生み出せるか

自己啓発
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ゼロから何を生み出せるか

このタイトルを見ただけでピーター・ティール著書「ZERO to ONE」をイメージされた方も多いのではないでしょうか。この本では、物事を新しく始める上でのマインドや一つのマップとして捉える事が出来ます。何かを改良する事も重要ですが、途中で作り直した場合は他人の意見に影響されたり雑念が入る事は少なくありません。「1」から始めて作ると競合したり比較対象も出てきます。0から作りだせば自分が提供する価値観がすべての価値となる為、先駆者のメリットとして行った事の全てが成功体験に繋がってきます。注意する点は、失敗する時には共通のポイントが存在する為、そのポイントを抑えておきましょう。
起業しなくいなくても、会社員として勤務している方でも何か新しく部署内で始めたり、新しいプロジェクトに参加する時、これは非常に役に立ちます。
是非、一度読んで見て下さい。

失敗する時の特徴

失敗する時には特徴があります。
奢り、慢心と言う意識的なものもそうですが、大きな破綻が発生する時は、

  1. エンジニアリング
  2. タイミング
  3. 独占
  4. 人材
  5. 販売
  6. 永続性
  7. 隠れた真実

この7項目で失敗した際に大きな道の踏み外しがおこります。言い換えれば、ビジネスプランでは
この7項目をすべて応える事が出来るビジネスプランが優秀はプランだと述べております。

1.エンジニアリング

段階的な改善ではなく、ブレークスルーとなる技術を開発出来るか。
これは、単なる段階的な改善では、エンドユーザーからは改善に見えない為、10倍優れたものを目指す必要があると言う事です。これは、既存技術よりも二割効率の良いものを開発するよりも、10倍の改善なら優れた技術と解ると思います。二割燃費が良くなりました。と燃費が10倍です。と言うのでも印象は変わりますね。

2.タイミング

このビジネスを始めるには、今が適切なタイミングか?
これは、成長しているスピードが大きく影響をしてきます。急速なスピードで成長している業界では、積極的な挑戦が必要です。動きの遅い市場では独占が大きなキーワードとなります。それ以上の成熟も見込めない訳なので市場自体も膨らんで行きません。結果的に独占が必要となって来ます。スピードの速さは、周りもを巻き込んで行く為、市場全体が活性化されます。

3.独占

大きなシェアーが取れる様に、小さな市場から始めているか。
このシェアーを取ると言う事は非常に大切な事です。一番強い所が、そのすべてのスタンダードとなります。車でも、トヨタが世界一番となった時、トヨタの技術が世界基準となりました。トヨタより優れているのか。優れていなければ購入価値はない。また、優れていないのに、この価格は無理。とすべての基準となります。シェアーを取っている企業が独占と市場価値、価格や利益率をも決める事が出来ます。

4.人材

正しいチーム作りが出来るか。
これは現在の置かれた状況により、どの様な形で取り組めるかと言う事ですね。問題が発生している現場でスーツ姿は似合いません。その様な時には、経営者でも構わず作業服で現場に出れる姿が本当の正しいチームです。その場や状況に合わせてすべてが行動出来る様になる事ですね。

5.販売

プロダクトを作るだけでなく、それを届ける方法があるか。
これは、単純に製品を販売するだけで終わりと言うものではありません。多くの消費者は、購入するまでは本当の価値観を知らずに購入している方が殆どです。どんな価値やメリットがあるのかを、しっかりと長期スパンで伝えきる事が最も大切な事です。

6.永続性

この先10年、20年と生き残れるポジショニングが出来ているか。
これから、世界はどうなっていくのか。自分のビジネスは世界にどの様に適応していくのか。これをしっかりと自問しながら進める事です。

7.隠れた真実

他社が気付いていない、独自のチャンスを見つけているか?
過去の実績でも大きな成功を収めた会社は、隠れた真実に気付いている。具体的な成功の理由は、周りからは見えない所にあります。創業の精神には、多くのものが詰まっている様に、どの会社でも苦戦をすると創業の精神を唱えるのも頷けますね。

まとめ

本を読む事は色々な事を教えてくれます。苦手な方も多いかもしれませんが、速読の技術を身に付けるだけでも大きく変わって来ますよ。斜め読みでも構いません。同じ本を5回位斜め読みするだけで、頭には入って来ます。最初から完璧を目指す必要はありません。これは、フェイスブックの創始者マークザッカバーグ氏の言葉です。始めれる所から始め、発信して行きましょう。

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