理想の上司を目指す方法
色々と情報を集めていたり、セミナーに参加していると、「こんな上司は嫌だ」「こんな上司がいる会社は直ぐに辞めるべき」「こんな上司はダメだ」と言う記事や内容は非常に目にします。
では、どの様な上司を目指したら良いのかを考えると、答えは見つかり難いものです。
その中でも、共通している部分はあります。今回は、その共通部分を紹介して行きます。
信頼と尊敬
圧倒的に支持されるのは、信頼されているかどうかです。
良く信頼はしても信用はしないとか、信用はするけど信頼はしないとかと言う言葉を聞きますが、それぞれに意味合いはあるものの、本当の意味で信用も信頼も得られなければ、尊敬される上司にはなれないのではないでしょうか。
では、信頼や信用を得るにはどうしたら良いのか。これは、単純な事です。まずは、上司が部下を信用・信頼する事ですね。やり方は色々となります。任せてみるのも一つです。かと言って、放置する事とは違うので注意して下さい。
フォローの仕方
フォローの仕方は非常に重要です。
以前、無関心は一番の悪ですと言う記事を掲載しておりますが、
「放任主義」「出来るからと任せっきるにしている」と言う2つの要素は無能な上司と言う事はご理解頂いていると思います。
【参考】 こんな上司にはなるな
では、フォローの仕方について考えて行きましょう。
部下に「何かある?」「困っている事はある?」と聞いても、「特にありません」と回答が戻ってくるのが殆です。フォローの有効なやり方は、コミュニケーションのやり方ですね。
このコミュニケーションのやり方次第で、結果は大きく変わります。
コミュニケーション
なぜ、フォローとコミュニケーションを一緒にしたのかと言えば、コミュニケーション無くして、フォローは成り立たないからです。いくらフォローしたとしても、悩んだ挙句に後からフォローされたとしても、コミュニケーションが取れていなければ、先に言ってほしいと思うものです。重要な事を決める事であれば、尚更思います。コミュニケーションを取るとは、進捗状況を確認したり、進み具合を聞いたりするだけでも十分です。そのプロセスの中で、今日はここまで行って行おうと先に提案したり、後で本日の進捗状況と確認を行いながら困っている事の確認やアドバイスを行えば、信頼はついて行きます。相手の話を聞きながらコミュニケーション行う事が一番大切です。
怒るのではなく、躾
時には、躾として叱る事は大切です。最も、感情的に怒るのは問題外ですが、褒める事と同様に大切な事は、叱る事です。子供の教育と一緒ですね。優れたリーダーや上司は、この叱り方が圧倒的に上手い傾向にあります。最も、感情的に怒るのは論外ですが、皆さんも、自分の子供が悪い事をしたら、叱りませんか?一方、他人の子供が同じ事をしても、あまり気にならなかったり、そのまま素通りと言う事もあるのではないでしょうか。自分の子供を叱るのは、将来成長した時に困ると思うから躾として叱っていると思います。要するに、それだけ大切だから叱る訳です。
部下も同様に、大切だと思えば、道を踏み外せば叱るべきですし、期待に応えたのであれば、褒めてあげるべきです。これが出来ている方は、人として尊敬されて行きます。
まとめ
最終的には尊敬される事が大切です。すべての項目に当てはまる事は、人としての行動です。
数値結果や営業成績も大切ではありますが、その結果は、本当にその人が頑張ったから出た結果とは限りません。他の誰かがやっても同じ結果になったかもしれません。ただ、人としての尊敬や支持は、生き方そのものが表れてきます。人としての成長を追い求めて行きましょう。