トラブル対応の考え方
トラブルは、絶対に避けては通れない道ですね。
人生でも何かと自分に不都合な事は起きてしまいます。
有名になったり、会社も大きくなればなる程にトラブルも多くなります。意図しなくても、トラブル自体の発生や時には仕組まれてしまう事さえありますね。
トラブル対応で気をつけたい事、最も最優先した方が良い事は隠す事ではありません。
素直に報告する事こそが、最もリスクが少ない方法ではないでしょうか。
ソフトバンクの孫氏も「とにかく素直で誠実に」をモットーにしております。この学びは大きいですね。
情報漏洩
情報漏洩自体は、現在の世の中では当たり前の様に起きております。ソフトバンクでも、派遣社員の方が顧客データを盗み、それについて脅されたそうです。盗まれた当時、ソフトバンクでは、顧客データが盗まれた瞬間に警察への届出を行ったそうです、しかし、一番最初の段階では物理的な被害がない状況と言う事で、警察からの届出は却下されたそうですね。物理的な被害と言うのは、
例えば、顧客データが会社のUSBメモリとかで盗まれたとします。
会社のUSBの金額が被害届の金額ですね。500円で購入したのであれば、その金額が被害金額となります。しかし、

自分でUSBメモリを用意してきた場合はどうなるのでしょうか?
ソフトバンクのケースがこちらに該当しますね。顧客データを持ち去った派遣社員は、自分でUSBメモリを用意してきた為、当時の警察では被害金額が発生していない為、事件になっていないから受理できないと言われたそうです。具体的に金銭の要求があってから、改めて届出を行ってほしいとも言われたそうです。結果的には、すぐに相手から連絡が来た際にも警察へ連絡した為、早期決着がついたとの事ですが、一番苦しかった事は、マスコミ含め最大規模での情報漏洩と世界規模で非難を浴びた事だそうです。
しかし、結果だけを見れば、非難は今でも浴びているそうですが、他社でも当たり前の様に情報漏洩は起きており、黙っていただけと言う事と顧客データが他社では悪用されている事、自社では悪用されずに実被害は無かった事を比較して、孫氏は今後も同じ事が起きても同様の行動に出るだろうとコメントしております。また、トラブル自体は無くならないだろうが、人が行う事である為、人に目を向けて、漏洩をしたいと思わない様な環境、セキュリティーの強化は勿論ですが、社員や派遣の方に対しても、上司から怒られた腹癒せに情報漏洩をやるかもしれないと事前に予測する様に考え方を改めたそうです。
まとめ
最も大切な事は、正直に素直に行動する事だと孫氏は説いております、一番大切な事が、例えトラブルが起きたとしても実害を「0」にする事だとも説いております。隠す事は簡単ですが、良くない事程、真っ先に報告はすべきです。今回の事件で孫氏自身はトラブルは必ず起きる為、事前に察知できる様にと一番厳しい課題を課せたそうですね。結果としては、これが今でも一番幸を層しております。
トラブルから学んだ事。
- 正直に素直になる事。
- 実害を「0」に抑える事
- 予測する事で一番厳しいセキュリティーを導入する事。
- 人のケアーを行う事。
これは、普段の行動や社内でも大きく当てはまる事ですね。また、経営者が隠したり上司が隠したりするだけで、人は信頼関係も失ってしまいます。今まで一生懸命働いていた仲間でも、やる気が無くなってしまいます。そうなったら、不正を見つけても報告が無かったり、野放しの状態から不正自体がやりたい放題ですね。正直者が馬鹿を見ない環境、正直者は、最終的には報われると言うのも一つの回答かもしれません。