野村監督 名言から学ぶ人生訓
名言から学ぶ人材の活用術は良くあります。
野村監督は一時代を築き、本当に長所を活かした自信を持たせると言う分野では特に長けておりましたね。この人材育成は今でも効果的な育成方法の一つであると私自身は感じております。
この指導方法で大切な事は長所を見つけると言う事ですね。
自信をつけさせる事
指導方法でいつも考えていたのは、どうしたら自信をつけて貰えるのかと言う事だったそうです。
野村監督自体がプロ野球選手となった時は、南海ホークスの黄金期でした。プロとしての活躍の場は一番下の壁役の捕手です。壁役の捕手と言うのは、要するにブルペンキャッチャーですね。1年でクビになりそうだったのですが、そこから必死に練習をして抜擢されたのが始まりです。
頑張っている人には、何かしらの形でチャンスは与えられるものですね。チャンスを活かすかどうかと言うのは、それまでの努力の賜物です。一番底辺から這い上がって来ただけに、自分自身の経験から、それぞれの選手の現在の立ち位置で心境状況が良くわかるそうです。これは、私自身も感じる事が出来ますね。会社からアルバイトを通じて這い上がって来た方はアルバイトさんの心を掴むのも上手いです。アルバイトさんの気持ちも良く分かるのでしょう。
信無くして、何事も始まらない
人を”生かす””育てる””使う”すべての事において「信」が基になっていると言うのが野村監督の信条です。この信じると言う事は非常に大切な事です。
「信は万物の基を成す」
と言う通り”信頼””信用””自信”と言う「信」は人間関係の基となると言う事は事実で、「信無くして、何事も始まらない」と言うのが考え方の大きな源となっております。こちらも良く言われる言葉ですが、
「疑って安心を保つよりも信じて裏切られた方のが良い」
と言う言葉も聞いた事があると思います。本当に信じた時に裏切る方と言うのは、私が見ても一部ですね。また、生き方を見ても信じる人の周りには同じ気持ちの方が集まって来ます。裏切られた時には、必ず周りの本当に助けてくれる方が協力してくれますよ。これは、後の結果から見ても大きな違いですね。
細分化
先発・中継ぎ・リリーフと細分化したのも野村監督が一番最初ですね。
この細分化も長所を活かす一つの戦略です。あの江夏投手もリリーフと言うポジションで再生されたのも野村監督からの一言だそうです。当初は「先発から外れるのはかっこ悪いから嫌だ」と言っていたそうですが、「リリーフと言うポジションで革命を起こして見ろ」と言う言葉で突き動かされた様ですね。その結果が、あの大投手への道にたどり着いたと言う事です。良い所を活かすと言う事は、それだけ人を見る目も必要ですが、周りへの勇気にも繋がる事ではないでしょうか。
成功へのロジック
成功する為には、必ずロジックが存在します。ビジネスの世界でも同じですね。
物を売る時代でも安ければ売れると言うものではありません。その安さを体感して頂く事も必要ですし、認知(広告)する事も大切です。最終的には、その価値を対価として購入して頂こうと行動に移して頂かなければ購入には至りませんね。この成功のロジックを相手にも共感して頂く事が必要ではないのではないでしょうか。
まとめ
長所を活かすと聞くと、簡単な様に感じますが、実は簡単ではありません。
本人は長所と思っていても実は周りから見たら長所でなかったり、プライドから長所を長所と捉えずに避けてしまうと言う事もあります。ここでも重要になるのが信じる事ですね。自分の思う事や他人が思う事をしっかりと信じて伝える事、そして行動に移してもらい導く事が求められる事ではないでしょうか。その為にも、信じる事から始めて見ましょう。