6÷2(1+2)の答え、ちょっと面白かったので小話です。
これは、ある投稿で6÷2(1+2)の答えで、1と9の2つの答えでアンケートが行われました。
その投稿では、9が正解と答えを出しましたが、数学者からの投稿も多く、
色々な派閥だからの意見が出たそうです。
なぜ、このように2種類の答えが出てしまうのかというと、
- 算数的視点
- 数学的視点
この2つで答えが違ってくるのですよ。
9と答えたかたは算数的な視点、1と答えたかたは数学的な視点だそうです。
各視点での計算方法を考えて見ましょう。
算数的視点での計算
算数で 6÷2(1+2) を計算した場合、カッコの中を先に計算するという考えが一つあります。
カッコの中を計算すると、6÷2×3 に変更することができます。
掛け算と割算が含まれている場合は、左から順番というルールがありました。
これに合わせると、
答えは9です。
9と答えたかたは、この計算方法だと思います。
数学的視点での計算
数学的視点での計算は、
例えば 6a2 (二乗)÷3a の方程式では、3aなどは一つの数字と捉えることが出来ます。
の答えは、2a ですね。
数学的な考えで答えを出すと
6÷2(1+2)=6/2(1+2)
この様に書き換えることも出来ますね。
分数で考えると答えは 1 です。
結論はどっち?
1971年に論文で、掛け算や割算では、どちらが先という理論は決まっていないと発表されております。
数学的視点での 3a を一つの数字と見ていたのは、大勢がそうしていたため慣習の一つです。
結局は、自分がどの様に導き出したのか
算数的視点、数学的視点の式を書けば、両方とも正解ということになるそうですよ。
ちなみに、Googleでは (6÷2)×(1+2) = 9が答えとなっているそうです。
しっかりと式を記入することが大切ですね。