人的資本を知ると自分の価値がわかります。自分探しにも役立ちます。
新しく会社で働き出したかたは、今現在の自分自身の価値を考えたことがないでしょう。
2年から3年ほど勤めると、

- これからどうなるんだろう。
- 給料やすい。
- もっと自分を磨きたい。
- 起業をしたい。
といろいろなことを考えるときが、必ず来ます。
結局n答えが出ずに終わってしまう場合も多いのですが、
こんな時は、今現在の自分自身の価値を正しく理解することで前に進むことも出来ます。
今現在の自分自身の価値を知ると

- 会社員のメリットがわかる。
- 起業するとき(起業しているひと)の注意点がわかる。
- 自分の価値が下がる可能性を事前に察知出来る。
この様な特徴があります。
ますは、自分自身の価値を正しく理解することが必要ですね。
自分自身の価値を正しく理解する。
自分自身の価値とは、金額でどの位になるのでしょうか。
例えば、
年収500万円の会社員であれば、自分自身の価値を500万円
というひとも居ます。
中には、生涯賃金で考えるべきと回答をするひとは、定年まで30年とした場合、
年収500万×30年 = 150,000,000円
というひとも居ますね。
実際に用いられる方法としては、割引率を考慮することが必要です。
割引率とは、長く働けば働くほど、お金の価値は下がるということです。
物価が上昇するため、現在の500万は、30年後では500万の価値というよりも、少し下がってしまいます。
東京都の最低時給も年々上がっておりますね。
約10年前になる2010年の東京都の最低時給は821円です。
現在2021年の最低時給は1,013円ですね。
毎年、約2.7%づつ上昇しております。
現在、年収で500万円を貰っていても、その価値自体は時給が他で上昇しているのであれば、
金額が同じ場合の2年目の賃金は、
500万÷1.027 = 486万円
分の価値しかありません。
翌年の3年目は、更に1.027で割ると
473万円になります。
3年で区切って計算すると、
年収500万円のAさんは、3年間での人的価値は、
1年目:500万
2年目:486万
3年目:473万
と 約1,459万円 となります。
これは、会社員などの安定した職業のひとほど低い割引率になりますね。
会社員のメリット
会社員のメリットは、やはり安定にあります。
公務員も同じですね。
安定していることのメリットというのは、給料が大きく変わることがあまりないということです。
これによって、割引率も低く、人的価値も下がりにくくなります。
例えば、銀行などでお金を借りようとした場合、会社員が優遇されているのはこの割引率の問題が大きく影響しております。
会社員や公務員は、割引率も低く、長期で見た時には人的価値が高く計算しやすくなっています。
一方で、自営業やフリーランスなどは、翌月に契約が取れなくなると賃金の支給が低くなってしまいます。
その分、割引率が高くなりますね。
今年は500万の年収があったけど、来年はどの様になるかわかりません。
契約次第となるため、
2年目の割引率は1.05%の 476万
3年目の割引率は同様に、 453万
3年間での人的価値は、約1429万 と会社員よりも低くなってしまいます。
これは、一般的な人的価値の計算方法になりますが、その分、色々なことにチャレンジして収入を増やせるチャンスがあるのは自営業やフリーランスですね。
安定を取るローリス・クローリターンの生活を取るのか、
自営業でもハイリスク・ハイリターンの生活を取るのかで、大きく結果も違いが出ますよ。
起業をするときも、安定した要素をどれくらい取り入れるかがポイントになるということです。
リスクばかり大きくてリターンが少ないものは避けるべきですね。
価値が下がる要素を事前に察知する。
人的価値が下がる時というのは

- 昇給や賞与がなくなる。
- 管理ポスト変更などの出世機会が減少。
- ライバル会社や職種の出現、競争
この様なときは、会社自体も厳しくなるかもしれませんが、自分の身にも人的価値の低下が起きる可能性が秘めていると知っておくだけでも便利です。
この様な時には、副業などで収入の幅を増やすことも大切ですね。