NFTの問題点!人気が高まると問題点も高まる!?
現在、暗号資産市場ではNFTの人気が高まっています。
NFT(ノンファンジブルトークン)は、ゲームやアートの世界では需要も高まっていますね。

エンジンコインなどもNFTになりますよ。
NFTの人気が高まっている理由は、デジタルデータを資産として販売することが出来るため、影響力を持たれた方のTwitter投稿が高額なNFTトークンで販売されたり、用途の幅としては大きなものとなっております。

直近では、有名Twitterの初期投稿が高額で取引されておりました。
しかし、大きな問題点を抱えているのも事実ですね。
大きな問題点としては、
- 活用の幅が少ない。
- 権利が明確ではない。
- 手数料(ガス代)が高くなる可能性がある。
この様なことが現在抱えている問題点です。
一見、色々なものに対して価値を付けることができると思われがちですが、実際には法整備も進んでいないため、メリットがそのまま問題点にもなっていますね。
これからは、法整備からしっかりと運用まで考えて行く必要があるようです。
活用の幅が少ない
活用の幅とは、NFTを持っていても、その後の活用ですね。
新規でデジタルデータを販売することで大きな利益を得ることが出来るメリットがFNTの大きなメリットです。
ゲームの世界であれば、オリジナルのキャラクターを別のゲームに登場させることは可能かもしれませんが、果たして、購入して頂いて得たNFTが、どこまで活用できるのかということです。
すぐに、売却をすることができれば利益には繋がりますが、ゲームをやらないひとから見るとあまり価値はありません。
一時期は価格がつくかもしれませんが、その後は購入するひとがいなければ、FNT自体の価値は上がりません。
データを新規で発行したひとは利益を得ることが出来たとしても、その後でそのFNTを購入したひとは、全く売れないものを持っているのと同じですね。
この問題は、意外と大きな問題なのですよ。
権利が明確ではない。
ゲーム業界はエンジンコインなどのFNT需要が高まっておりますが、今後同じ様なNFTトークンが出てこないとは言い切れません。
もし、同じ様なゲーム内で運用できるFNTが出来て来た場合、今までのFNTトークンは需要が無くなって暴落してしまいます。
NFTは意外と簡単に作れてしまうだけに、デメリットも大きなものだというのがここでもわかりますね。
手数料(ガス代)が高くなる可能性がある。
これは、イーサリアムなどのプラットフォームで使われている場合、イーサリアムのガス代が高くなると、少しのNFT取引で高額のガス代を支払うこととなるため、高額商品しか取り扱いが出来なくなるということです。
言われて見ると確かにそうだと思います。
NFTでゲームアイテムといっても、大きな金額を想像するよりも、通常の課金と同様に数百円のカスタマイズアイテムに対して、数千円の手数料が発生してしまうという結果も出来てきます。
全く意味がありませんね。
コインベース上場がどうなる?
コインベースがナスダック上場を果たしましたが、この上場がどの様な影響を及ぼすのかを考えるのかが必要です。
ビットコインやイーサリアムなどの基軸通貨の価格が上がれば、コインベースの時価総額はあがります。
ナズダックに上場したことで株式市場の資金流入に期待も持てますが、少し見方を変えると、直接暗号資産に投資をしなくても、
コインベースのCOINに投資を行えば、すべて網羅できると考えることも出来ます。
ビットコインやイーサリアムなどは、まだ資産としての価値を提供しているため問題は有りませんが。
NFTなどの通貨を持つよりも、コインベースへ直接投資を行う方がリスクが小さいと考えることもできます。
コインベースの上場で暗号資産市場自体が注目を集めている分、見誤ると大きな問題点へも繋がりますね。
まとめ
NFTの注目が集まっておりますが、決して楽観視出来るものでもありません。
注目が集まれば、その分問題点も浮き彫りになって来ます。
現在抱えている問題点としては、
- 活用の幅が少ない。
- 権利が明確ではない。
- 手数料(ガス代)が高くなる可能性がある。
この様な問題点を抱えております。
活用の幅は、技術としての活用価値がないと持続されないという事ですね。
沢山通貨を持っていたとしても、その通貨を運用できる場所がなければ誰も購入しなくなるという事です。
そして、権利が明確になっていないと、簡単に似た通貨やシステムが作られることにもなります。
ガス代が高くなれば、少額での取引が減ってしまうのもデメリットですね。
更に、コインベースの上場によって、価値やシステムが明確でないトークンを保有するよりも、
コインベースの株式を保有していた方のが、投資としてはリスクが小さいという点にも繋がります。
NFT市場は、これからの進化に期待ですね。