暗号資産への投資注意点!値幅だけ見るのはギャンブルです。
暗号資産への投資意欲が高まっています。
投資は自己責任になりますが、それでもこれだけビットコインの価格上昇やIOSTの高騰、年末からの日経平均株価の上昇などから、期待が高まるのも解ります。
ただ、安易な気持ちで暗号資産への投資を行うと痛い目にあってしまいます。
絶対に知って起きたい注意点を抑えましょう。
株式投資を行ったことがあるかたでも、意外と知らないことは多いですよ。
- ボラティリティーの高さ
- システムを知ること
- 人気には特に注意
この3つは理解を高めて置きましょう。
ボラティリティーの高さ
暗号資産は、1日の中でも大きな価格変動を行います。
この価格変動がボラティリティーです。
ビットコインなどは、普通に20%前後のボラティリティーを見せます。
現在380万円位の価格ですから、20%で76万円ですね。
この位の価格の変動は、年間でも数回は普通にあります。
10%でも38万円ですが、毎日と言って良いくらいの頻度で価格差が出ております。
大口で投資を行っていた場合、短期トレードでは気になって仕方がありません。
かと言って、デイトレードの様に神経をすり減らして取引を行っても、意外と大きく利益にも繋がりにくいものです。
最初は、誰でも短期トレードをやりがいですが、結局下がりきった所で買うことも出来ず、最終的には長期で保有していたほうが利益が上がったと言うことも多いのですよ。
暗号通貨への投資は、原則として長期保有を心がけましょう。
システムを知ること。
システムとは、ブロックチェーンのシステムです。
暗号通貨は、
- ビットコイン
- イーサリアム
など、ブロックチェーンの技術を使った通貨ですが、
暗号通貨にも考え方が3通りあります。
- 単純にビットコインなど通貨や資産としての見方
- イーサリアムなどのシステムとしての見方。
次世代の考え方も出ておりますが、
この2つの考え方だけでも大きく違いがあります。
ビットコインなどの通貨や資産としても見方だけだと、FXや株の信用取引のようにキャピタルゲイン(購入差)で利益を出す考え方ですね。
次のイーサリアムなどのシステムとしての見方は、現在では多くの方がこちらの視点になっています。
イーサリアム自体は、巨大なプラットフォームです。
このシステム内でアプリを作るためにはETHが必要になります。
利用するためにも必要です。
最近はやりの分散型金融もこのイーサリアム内のアプリです。
通貨としての価値よりも、アプリが優れていれば価格は上がるという考えが一つの評価基準です。
次世代の暗号通貨は、イーサリアム内のアプリを使うと、ETHは消費するが別のトークンが貰えるというのが次の世代にもなって行きます。
これは株の世界では優待券やインカムゲイン(配当)と同じですね。
長い目で見れば、どの様なシステムなのかを良く知っておけば、
今後のことも少なからず予想が付きますよ。
人気には注意
爆発的に人気が出ているとき、暗号通貨では少し注意が必要です。
一時的には価格高騰をするかもしれませんが、長い目で見た時に価値がしっかりとしてるのかを見極めることが重要です。
IOSTは、現在日本で上場したこともあり人気も急上昇中です。
しかし、アプリ自体の実態としては、イーサリアムと同じです。
ですが、イーサリアムと比べてアプリの使用は数百人程度となっているため、
比較にならない位に使われておりません。
考え方によっては、もう少し様子を見て、しっかりとしたアプリが出来てからでも現在の価格からは遅れることは無いだろうと考えることも一つの答えです。
色々とシステムを知ってしまうと、安易に飛びつかなくても良くなりますよ。
まとめ
暗号資産への投資は、
- 暗号資産自体に資産としての価値を見出して投資。
- ブロックチェーンの技術に投資
まずこの2段階で分かれます。
資産としての投資だけだと、どうしても価格差が大きいため神経をすり減らす結果にもなります。
システム自体が優秀であれば、利用者も多いために長期では期待が持てますね。
人気があるものでも、現在では新しい技術も出るのが速いため、気がつけば乗り換えられてしまいます。
こうなると暴落してしまうので注意が必要です。
ブロックチェーンの技術を知ることは、非常に大切ですよ。