バブルとは
少しづつバブルと言う言葉も聞かなくなっておりますが、バブルを経験した人に取っては懐かしい言葉ですね。このバブルで得をした方や大きな損失をした方も見えれれるかもしれません。バブルとは一体何なのかを、どうして起きたのか考えたいと思います。
バブルの聞くと、凄くお金を持っているとか、お金を稼げるとかと何をやっても稼げた時代と言うイメージが強いのではないでしょうか。もう、あの時代は来ないだろうと考えている方も多いと思います。景観下方は、あそこまで強烈な経済効果は無いと思いますが、それでも堅実に成長している方は見えられます。バブル時代の特徴は、物が売れた時代であった為、一般消費者が借金をして物を購入すると言うのが行動の特徴ですね。
・借金をして絵を買う。
・借金をして株式投資を行う。
この様な行動が、バブル時代に良く見られた行動です。
では、なぜこの様な行動に出たのかと言えば、単純に儲かったからです。1億の借金をして家を建てても3億円で売れたり、借金をして投資をしても、その分株価は上昇しております。これが、バブル期の行動ですね。この借金をして購入したり投資をすると言う事は、それだけ流通も増えるし経済も成長を続けます。銀行は、借金をした時の利息が利益になる訳ですから、日本中がバブル期の行動にでた時は、利益も大きかったと思います。では、現在で考えると、バブル期の様に借金をしてまで投資や購入をしていない方でも、十分に利益を出されている方は多く見えられます。どちらかと言えば、バブル期でも同じ投資を堅実にされていた方々が、今も利益を出し続けていると言うのが本音ではないでしょうか。需要と供給が満たされれば、必ずそこにはビジネスチャンスが生まれますね。
なぜバブルは起きたのか
これは貿易収支赤字が原因と言われております。しかも、日本ではなくアメリカの赤字ですね。
1980年代、アメリカは27兆円近い貿易収支赤字を抱えておりました。貿易収支赤字とは、輸入と輸出の差額です。アメリカが大きな赤字を抱えていた理由は、ドルが高かったからです。当時、1ドル=240円位だったので、今の倍くらいありますね。当然ですが、アメリカ製品も高かった訳で、アメリカ製品は世界でも高いから売れず安い国の商品が売れた訳です。これが貿易収支赤字へと繋がっております。アメリカは、貿易格差を無くす為、ドルを下げる様に「米・英・仏・独・日」に協力してもらう様に話をしました。これが有名なプラザ合意ですね。その結果、日本はどうなったのかと言えば、円高が進み物が売れなくなり、不況に突入しましたね。
バブル到来から崩壊までの流れとしては
2.プラザ合意
3.円高による日本の不景気
4.国内不況対策
5.「バブル期到来」
6.不動産融資の総量規制
7.「バブル崩壊」
日本の国内不況対策
日本銀行は、公定歩合の引き下げを行い民間の銀行へ金利を安く提供する事で、会社や個人が不動産購入や投資をし易くする事で経済の回復を狙いました。その結果はバブル期の行動を見て頂ければ解ると思いますが、日本中が借金をして不動産を購入したり株式投資をしたりと言う行動にでましたね。しかも、不動産や株式を売って得た利益には、税率を低くすると言う施策まで行われて居た為、誰もが同じ行動にでた事が一番の要因ですね。こうしてバブル期を迎えて行きます。
バブル崩壊
なぜバブルが崩壊したのか?それは、土地が高くなりすぎると一般のサラリーマンがマイホームを買えなくなったりします。借金をしてまでと行き過ぎた行動を抑制する為、
・地価税導入 :土地を持っていると税金がかかる
・公定歩合の引き上げ :金利を上げて、景気の過熱を防ぐ
この3つの施策で土地が売れなくなり、バブル崩壊に繋がっております。単純な事ですね。融資を受ける事が出来なければ、土地の購入は難しい為、直ぐに下がってしまいます。税金も同じですよね。持っているだけで税金を払わなければならないのであれば、誰でも我先にと売ろうとします。しかも、売れないと言う事になれば、少しでも損失を少なくしようと値段も下がって来ます。これがバブル崩壊時の行動ですね。
まとめ
バブルの崩壊後、色々な景気対策を行っておりますが、目に見えての回復は本当に見られるのでしょうか。一般的には難しい議論となりますが、バブル前後でも確実に利益を出されている方や勝ち組は見えられます。大切な事は堅実さかもしれませんね。時代の変化から、先を予測して見ましょう。